上野公園のサクラの映像、実は21日に撮影されたものです。都心では21日朝、11月上旬並の冷え込みとなった一方で、日中は初夏の陽気となりました。寒暖差は12度以上になりまして、体調管理に注意が必要です。
朝日が、雲海を照らす幻想的な景色。秋の風物詩、朝霧の雲海です。
見物客:「雲の上に寝そべってみたい。孫悟空じゃないけど」
山肌に沿って朝霧が流れる「風伝おろし」と呼ばれる現象も…。この絶景を生みだすものが“冷え込み”です。
今季2番目の寒さとなった東京都心。街はすっかり冬の装いです。
女性:「寒いと思ってマフラー出した」「電車の中は暑かったけど外に出ると寒くて」
ところが時間を追うごとに、気温は上昇。
日中、東京都心は23.2度まで気温が上昇。Tシャツ姿の人もいました。
女性:「朝寒かったので上着着たが脱いだ。これでも暑い」
12度を超えた寒暖差。こんな異変も起きています。ソメイヨシノが一部開花。季節外れの花見客でにぎわいました。公園事務所によると、この時期の開花は記憶にないそうです。
桜見に来た人:「通り掛かりに見つけて。すごく幸せ。良かったという感じ。びっくりしました」「生きてて初めて。華やぎますね。気持ちが」
イタリア人:「日本が大好き。サクラも大好き。この時期にサクラが咲くなんて見たことないし、不思議です」
“冬の風物詩”も、出番はまだのようです。
焼き芋専門店芋やす・浅草店、河上洋巳店長:「天気や気温、気候で商品の仕込む量、販売する量を調整しているので。(Q.きょうの準備は)ちょうど(温かいもの)半分、(冷たいもの)半分ぐらい」
ほっくほくの焼き芋店。茨城産の「紅はるか」を使った焼き芋がウリの店。ぽかぽか陽気にも準備万端です。
焼き芋専門店芋やす・浅草店、河上洋巳店長:「オープンから少し焼き芋は少なくてアイスクリームは多く出ています」
あまーい芋をまるごと使ったアイスも準備。日中は焼き芋より、アイス日和となり、着物の出番も少し早かったようです。
客:「(着物は)暑いですね。また夏が来るんじゃないかなって」「干し芋シェイクです。(朝)寒かったなと思ったので厚着してきたんですけど、思ったより暑くなって」
10月に入り、寒暖差が10度以上もあるジグザグ天気が続く東京。朝晩、そして日ごと変わる“寒暖差”疲労に注意が必要です。
女性:「寒暖差でアレルギーも出たりするのでちょっと困っている」