実際のところ、カードやFeliCa決済が使える店でコード決済を使うのはほとんど意味がない。利便性で言えば(特に都市部では)交通系ICなどのFeliCaが普及率も相まって最強なんだけど、FeliCa含む既存の電子決済の困る点として、店舗側への手数料が重い(だいたいJCBがわるい)のと、決済端末の導入などにコストがかかるので、とくに個人経営の店舗では導入に踏み切れない。そこでコード決済の強みとなるのが、導入に際してのコストがほぼ全くかからない(QRコードを印刷する紙と印刷代くらい)のと、手数料が安いか当分無料なので、小規模加盟店でも負担にならない。残る障壁としては普及率なんだけど、そこをPayPayは謎の資金力でもって半ば無理やり普及させようとしているところ。先日のキャンペーンは失敗してしまったようだけど、もう役者は揃っているから、あとは利用者に広く普及するようになって、それで導入に踏み切る個人経営の店舗が増えれば、いよいよほぼ現金なしで生活ができるようになるのかも。さしあたっての問題は、店舗側に根深い電子決済アレルギー。この事に関してJCBの罪は重いぞ……