少し前に、ある中学校が作成し高校に送付した調査書に誤りがあり、本来合格するはずの子が不合格になっていた、という事件があったのを覚えているだろうか。
(調査書には評定や欠席数などが書かれており、高校入試の合否判断材料になる。その重要度は県により違う)
これは誰のせいだろうか。
もちろん、簡単に考えれば、ミスをした教師であり、ミスに気づけなかった教師である。しかし、私はその考えに異を唱えたい。
現在、中学校では、評定や出欠席の情報などを、どのように管理しているのだろうか。
ほとんど、コンピューターである。
導入しているシステムは地域によるが、成績や個人情報を管理するシステムに評定などを入れ、後はボタンを押すと通知表などが出力されることになっている。
ところが、調査書は、紙である。ここにおかしさがあると私は思う。