これも良い字ね。良い字つーか、利発な感じする。ハネがバシン、バシンって決まってるでしょ。これは作者が元気な証拠。へんとつくりの間が狭く神経質なのは、芸術家だからしょうがないのかな。ただし、やはりバランスが良くて、字が細いときは「真っすぐ」に書いて、ちょっと傾いて書くときは、ハライを強くして重心のバランスをとって「字が転ばない」ようにしているのがわかる。非常に才気あふれる字よ。そして、筆跡診断的に注目したいのは「口(線で囲まれた空間)」の書き方。上方にわずかに隙間をあげて、下はガッチリふさぐ。これは「チャンスを逃さない」という、とても縁起の良い字。この方は、天性のバランス感覚と、チャンスを逃さない緻密な観察眼で大成功したんじゃないかしらね。作者は「蘇軾」か。知ってる?知らねえな。
▼中国の著名書家「顔真卿」の日本展
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