「無料マーケティング」としての図書館の存在意義を認めたアメリカの出版社【連載】幻想と創造の大国、アメリカ(1) |FINDERS https://finders.me/articles.php?id=149
図書館での文庫本の貸出が市場縮小の要因のひとつになっているとして、大手出版社の社長が「文庫本の図書館での貸し出し中止」を要請するというニュースを目にした。図書館で貸出が増えても、出版社や作家の収入にはつながらない。しかし、図書館はそれ以上の貢献をしているという意見もある。
日本のネットでは「図書館は出版社の敵かどうか」という議論が目につくが、アメリカではそういった意見はほとんど聞かない。
その理由は、図書館が出版社の直接の客である以上に、読者を啓蒙し、口コミのベストセラー生み出してくれる無料マーケティングの機関になっているからだろう…