2月1日にイオンシネマ久御山で「そらのレストラン」を見てきました!!
大泉洋さん主演で、北海道を舞台にしたシリーズの第3弾です。
道南の町・せたな町で酪農をしながらチーズ職人を目指す男性と家族・友人達の物語です。
物語の冒頭は吹雪の中。「海の見える牧場」に一人の女性が辿り着くシーンから始まります。
父親から受け継いだ設楽牧場を営む亘理(わたる)は、突然やってきた女性を妻として迎え入れます。
そして娘が生まれ、家族三人で暮らしながら酪農業の傍らで大谷さんというチーズ職人に弟子入りします。
いつか納得のいくチーズを作りたい。その一心で亘理は修行に励みます。
ある日、亘理と町で農業を営む友人達は、フリーマーケットで一風変わった男と出会います。
有名シェフの朝田はこの町で作られた食材の味に感激し、是非自分の料理に使いたいと申し出ます。
自分達の作った作物が、一流シェフの手によって素晴らしい料理に生まれ変わる。それを沢山の人達に食べてもらえたら…。
それは亘理たちの新たな目標になりました。
レストラン開業に向けて奮闘する亘理たち。しかし、そんな亘理を突然の不幸が襲います。
チーズ作りの師匠であった大谷が病に倒れてしまうのです。
納得のいくチーズを作ることも出来ないまま、師を失ってしまった亘理。
目標を見失ってしまった彼はチーズ作りだけではなく、牧場も廃業することを決意します。
…というのが途中までのストーリーになります。
此処がいわゆる起承転結の転の部分、暗転ですね。物語のどん底です。
そこから仲間と家族の力を借りて亘理は立ち直り、皆の夢だったレストラン(たった一日限りではありますが)のオープンへと漕ぎつけていくのです。
とにかく優しい気持ちになれる、あたたかい作品でした。
登場人物に悪い人が一人も居ない。誰もがせたな町を、家族を、仲間を精一杯愛して生きています。
亘理が失意のあまり全てを投げ出してしまおうとする場面は見ていて胸が痛くなるけれど、
周囲の人々は各々のやり方で、それぞれの優しさで、亘理を包み込み、癒し、立ち直らせようとします。
(個人的に一番好きなのは高橋努さん演じる富永が、農業用重機?みたいなやつの、
ショベルの部分に亘理を乗せて拉致していくシーンですw)
見終わった後にはきっと誰もが、何とも言えない幸福感に包まれるんだと思います。
そして北海道に行きたくなります(笑)
俳優さん達も皆さん素晴らしい演技でした。
本庄まなみさんは歳を重ねても、相変わらずふんわりとした雰囲気でとても可愛かったです。(同性からは人気が無いそうですが、私は昔から大好きなのです)
子役の女の子も良かった!ちょうど洋ちゃんの娘さん位なのかな?本当の父娘みたいでした。
あ、あとミスター(鈴井貴之さん)もちょこっとだけ出演していますよ!!
そらのレストラン
https://sorares-movie.jp/