米バスケットボール界では先週、レブロン・ジェームズ以来の期待の星である若手選手が、試合中に使用していたナイキ製スニーカーの破損により負傷するアクシデントがあった。これを受けナイキ株は翌日に下落し、同社の時価総額は11億ドル(約1220億円)へと下がった。
20日夜の試合では、米大学バスケのスター選手であるデューク大のザイオン・ウィリアムソンが激しく切り込んだ際、履いていたスニーカーが破れ、膝を負傷した。この出来事の余波は大学バスケ界のみならず、ナイキ帝国全体にも広がった。
ウィリアムソンの膝は軽度の捻挫と診断され、深刻なものではなさそうであるのに対し、ナイキブランドへの長期的な影響は不透明だ。だが、長期的にどうなるかにかかわらず、短期的にはこの件から学べる大切なビジネス上の教訓が2つある…