Conversation

この国には、このような日に苦しくて苦しくてたまらない人と、1年の1/365以上の何の感慨もない人とがいる。

その違いは何なのだろうと昔からよく考えている。もちろん苦しすぎてはその人にとって、本当に辛いのだから、この世は程よく何かを感じ、程よく人のことを心配しろと言われるのだろうと思う。

けれどバランスを保つためだけに人は生きているわけではない。感応しすぎる人たちがきっと昔から最後は何かを動かすのだろうと思っている。しんどくても。そこになにか力のようなものが降りているのだと思うことにする。