これは別に現所属先を腐すのでもなければ,況して愛校精神――その手の忠誠心は私にはまったく欠如しているので――によるのでもなく,単に古い書類の整理をしていた関係で昔の授業資料などに継続的に接したため思うことだが,ここ最近,学部時代に受けた教育の水準は高かったのだなぁと改めて感じる.
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Niceratus Kiotoensis (ncrt035@gnosia.info@gnosia.info)'s status on Monday, 08-Apr-2019 20:42:25 JST Niceratus Kiotoensis -
Niceratus Kiotoensis (ncrt035@gnosia.info@gnosia.info)'s status on Monday, 08-Apr-2019 20:54:44 JST Niceratus Kiotoensis 私が入学してほどなく退職されてしまったH教授が担当していた,1-2回生向けの『哲学概論』などはとても巧みに構成された授業だった.「最先端の知見の伝授」というよりも「基本的な主題や問題の考え方それ自体」を会得できるよう配慮されていて,むしろこういう授業を作る方が熟練を要求される仕事なのだなと思う.
授業運営についても――こういう言い方をするのはよくないが――私立大学の文系学部で大人数を相手にする講義の運営には様々な困難が伴うけれども,その辺をとてもうまく采配されていた.
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