初めて書いた手紙はいるかもわからない『サンタさん』への手紙だった。100円ショップで買ってもらった12色の色鉛筆に、ポップなデザインの封筒。あまり覚えてはいないけれど確かお盆明け頃に自分の欲しいものと、他愛ない日常話を書いて母さんに渡していた。そうすると母さんは宛先を記して切手を貼ってくれる。『住所はどこだろう』とか『宛先は誰なのだろう』とか考えるには私はまだ幼かったので、記憶にないけれど、どこか別の場所に私の『サンタさん』はいるのはなんとなく理解していた。
「母さん、サンタさんって誰だったの?」
14歳のお盆明け、いつもならば手紙を準備する時期。最初のうちはあまり気にしていなかった『サンタさん』の正体も気になりだしてくる。私は母さんに質問した。母さんはどうでも良さそうにあくびをした後、私の方を向いて答える。
「サンタさんはサンタさんだよ」
毎年、無償で私の欲しいものを与えてくれる男の正体を母さんは教えるつもりはないらしい。私は小さく舌打ちして自分の部屋に帰る。今年の欲しいものは『サンタさんの正体』です。私は今年の手紙にそう記した。
#手紙 #掌編
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むつじ? (okwtaiga@pawoo.net)'s status on Friday, 29-Jun-2018 23:16:14 JST
むつじ?
- naokisz_friends.nico repeated this.
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むつじ? (okwtaiga@pawoo.net)'s status on Friday, 29-Jun-2018 23:24:57 JST
むつじ?
サンタさんと電話したことあるのだけれどマジで聞いたことないおじさんの声でマジもんのサンタさんだと思ってたな。母さんが隣で仕事関係の話してたから、たぶん職場の人が気を利かせてくれたんだと思う。
サンタのふりするのも大変だよなぁ。今の小さい子は聡いし、サンタさんという存在を信じ込ませるの大変そう。naokisz_friends.nico repeated this.