このところ体調を崩して外に出られない。
ハトをテーマに書いている短文も滞り気味だ。外出できないということは、ハトに出会えないのだから短文が書けなくても仕方がない。
いままで秘密にしていたが、実はあの文章、すべてハトに聞いてきた話をただ文字に起こしただけなのだ。街へ出て、ハトを見つけ、話を聞く。彼らは大体面白い話を持っているのに、私以外の人間はどうやら気づいていないようだから、それをいいことに私が考えた文章として発表している。たいして面白くない話だったとしても、鳩目線で見た世界は人間には多少は目新しく感じるだろう。
この文章で72本目なんだ。そんなにハトのことばっかり書ける人間がいるだろうか?もしそんな奴がいたらもうそいつは人間じゃなくてハトなんじゃないか?
2018/7/15