ある難病のコミュニティ。詳細忘れ。ある患者が、【いちど魂に死を経験させ、身体と分離させたうえで、シャーマンが魂と対話することでおこなう危険な治療「ミメーシス治療」】を拒否し続けていた。その患者を普段から厳しく叱咤激励していた老人の患者が、意識が戻らなくなり、そのことでその治療を決意し同意書に記入する。ここでマイクロバスくらいの車内、助手席の後ろで、出入り口側を向いて立って、何らかの台に覆いかぶさるように手をついていて、間にはその同意書(カラー印刷で、すくなくとも黒のほかに黄色のインクが使われていて、フォームが埋めてある)が置いてある視点で、「○○さんやっと同意書にサインして下さったんですね、(老人)さんのこと気にかけてましたもんね。この治療はとても危険な治療です。もしかしたらあなたのことを助けられないかもしれません。でも、この治療でとられたデータは、かならず(老人)さんの治療へのたいへんな貢献になります。」というおそらく夢の中の第三者または1人称の声。1人称の心の中では、その患者が助からないことを知っていた。治療が始まると、「ミメーシス」の巫術のためか、1人称の視点がその患者と融合して、その患者の聴覚になる。男声の歌うような声が聞こえてきてその背景に耳障りな不協和音、駅のホームのような場所で身体が浮かぶのが見えて、そこから全感覚その患者になって1人称がその患者に移り、視界がほんとうに真っ白になり、全身が震え、感覚がなくなっていき、自分がいま死の目の前にいるということがわかった。治療のためにいちど死ななければならないということは理解していた患者=自分だが、(1人称の融合により)助からないということを知っていたのて、死ぬのがこわくて覚醒してしまう。物理的にも夢から醒める。目が醒めた直後はとくに両手がしびれて感覚がなくて、全身が寒い感覚がして、あのままだと本当に死んでいたかもしれないとなるとこわくなって、すぐに二度寝するのはやめて、このように内容を書き残しておく #theboss_tech