京のはずれに安国寺というお寺があり、一休という頓知のきく小坊主がいた。寺の和尚は甘いものが大好きでいつも一人でこっそり水飴を舐めており、これは子どもが舐めると毒だと言っていた。
ある日、和尚が出かけたあとに、みんなで水飴を全部舐めてしまう。和尚さんが帰ってくると、なんということでしょう。小坊主は皆虹色の泡と血を吐いて、死んでしまっておりました。その中で一休のみが生きており、和尚は一休に話しかける。
「一休!これは一体どういうことだ!?まさか、あの壺のものを……」「申し訳ありません、和尚様……私は彼らを止めることができませんでした……。死して詫びようとも、私が口にしても死ぬことができず……」「なんということ……しかし一休はなにゆえ無事に済んだのか……?」「言わせないでくださいませ、和尚様……♡一休は、和尚様の手によってもう大人の階段を上っております…♡」