①東証のシステムは、注文売買/運用(バックエンド)に大きく分かれている。
②昨日7時4分、運用系のデータを格納している共有サーバ一1号機のメモリが壊れた。《不具合A》
③共有サーバ2号機(相互バックアップ)に自動で切り替わるはずが切り替わらなかった。《不具合B》
④不具合ABの結果、各所に株価情報を送るための通信用サーバもおかしくなった《不具合C》
⑤9時の前場が始まる前に、株売買と情報配信のルートを全て遮断(ダウン)させた。
⑥③での自動切り替えを、手動での強制切り替えにて行い、2号機のみで動かせるようにはした。しかし実際に売買を再開するには、全システム再起動が必要である。システム再起動による株価情報の表示、および株売買に、混乱が予想された。
⑦結果、全日停止とし、メモリ交換のうえシステム再起動を行う流れとした。
⑧今後しばらくは(レアケースではあるが)不具合ABが起きたときに備え、人的な監視体制を新たに整え、何かあれば手動で遮断→切り替えを行っていく。https://youtu.be/ACFLlMXhlWg