呪術廻戦にも登場「両面宿儺」石像を特別公開 悪のイメージ覆すゆるい雰囲気 |岐阜新聞Web https://www.gifu-np.co.jp/news/20210425/20210425-64634.html
2021年04月25日 10:28
岐阜県高山市丹生川町下保の千光寺を開山したとされる伝承上の人物「両面宿(すく)儺(な)」。同名のキャラクターが人気漫画「呪術廻戦(かいせん)」に登場することから、ファンが訪れるなど静かに注目を集めている。同寺は両面宿儺を祭る「宿儺堂」を4月から期間限定で特別に公開しており、大下大圓住職(66)は「飛騨の歴史に残る宿儺の一面も知ってほしい」と話す。
呪術廻戦は、人の負の感情から生まれる化け物と呪術師の戦いを描いており、両面宿儺は呪いの王として登場する。漫画誌「週刊少年ジャンプ」で2018年から連載中で、単行本は現在15巻。アニメ化され、今年は映画も上映される。
日本書紀では、両面宿儺は二つの顔と四つの手を持つ怪物の姿で、朝廷に従わなかったため討伐されたとあり、悪者のイメージが強い。一方、丹生川村史によれば、日本書紀とは違った印象の伝説が県内各地に残る…