描こうと思ってよく見ると、実は「それ」が「それ」の色をしていないっていうのはあるある
(わかりやすい例で言えば日本文化では太陽は「赤」だけど実際の太陽は誰が見てもきっと赤ではない。オレンジでも黄色でもない。黄色い月は滅多にない。けど、太陽は赤い、次は黄色い、って思ってるから(思い込みで)絵を描く時に赤で太陽を、黄色で月と星を、黒で夜空を塗ったりする。※記号化が悪いわけじゃない、それはそれで良い)
今ぼくは木の幹を描いていて、全然茶色じゃない、何色かわからない。意外とほとんどピンク色だったりする(※初夏の晴れた日の木陰で僕の目を通して見る木の色)
僕は見て描く時は固有色じゃなくて見える色(正確には感じる色?)を塗っちゃうみたいで
塗られた色は明らかに「それ」とは違って、変な色だなっていうのは僕もわかって、
だから、ベースを塗ったらなるべく本当の色に近づけるために固有色を足したりする。今その段階。
でも、僕が感じる色は紙に塗れてて、それを見て僕は綺麗だなって思うのに、これ以上描き足す意味あるのかな?と思ったら絵を描く意味が分からなくなって手が止まってしまった。