部活動論争が教師サイドから解決できない理由
教師にも、大雑把に、部活賛成派と反対派がいる。ちなみに私は反対派だ。これについてみなさんに知って欲しいのは、「根拠があって賛成or反対」しているわけではない場合がほとんどだと言うこと。順序が逆で、「賛成or反対の立場がまずあって、それに説得力を持たせるために、部活のメリットorデメリットを主張する」場合が多いのだ。教師自身の学生時代の思い出とか、若手教師時代の経験で、まずは理屈抜きに、賛成or反対の気持ちが形成されるのよ。「自分の学生時代、部活が全てだった。素晴らしい部活動を子どもたちに提供するために、教師になった」そう公言する人すらいるからね。
だから、教師たちが話し合っても、一生平行線だと思う。文科省の改革案が「現状からちょっと変えただけ」にしかならないのも、その辺に理由があるのだと思う。というわけで、私は経産省の改革案を応援する。