男性作家が恋愛の究極に踏み込もうとすると、絶対にBL気味になるし。女性作家が恋愛の究極に踏み込もうとすると、絶対にレズっぽくなる。異性の気持ちは絶対にわからないという物理条件下で「真実の言葉」を探していくと、どうしたって同性愛気味になる。つーか、結局、男は男の感覚、女は女の感覚の延長線上でしか恋愛は描けない。
この読み解き方は異端ではなくて、ある種の「諦念」に近いもんだと思う。夏目漱石の力をもってしても、純文学の枠組みで異性愛は描けないよねっていう。BLに目をつけたところが素晴らしいとかじゃなくて、結局BLしか描けないつーさ。太宰も。