朝まで時間あるし以前購入した少し前から進めていた「集合論・入門 無限への誘い」(遊星社) をやろうと思う。この本、公理的集合論の成果に裏打ちされた素朴な集合論の入門本で面白い。特徴としては一般的な集合論の本とは異なり、背理法を用いる証明がなく全部直接証明するらしい。なんかコンピュータで証明するときって背理法は使いずらい印象(気のせいかも)があるので背理法を使わない証明に慣れると良さそうであり、定理証明に関心のある私に丁度相性が良さそうと思いこの本を選択した。
そして後から気づいたことに最終章に「順序数」の章がある。これは ACL2 を使うのに必要な概念で ACL2 の中でも特に理解が進んでない部分であり、正しく読破できた場合にこれが学べるのは大変有り難いことだ。また、集合論の入門の最後の章に設置されるような概念でありやっぱそんな簡単な概念じゃないんだなと納得もした(軽く概念を学んでフィーリングで使って順序数を使ってメジャー関数を定義してアッカーマン関数的なやつの停止性の証明をしてみたことはあるけどあんま釈然としてなかった)。