有楽町まで来たので、一番近くのつけ麺屋、銀座「朧月」へ。病み上がりなので弱気の並盛を選択。頼んで数分で来た麺とスープを見るに、オーソドックスなつけ麺。一口目でこのつけ麺の最大の弱点、麺とスープの絡みが悪いことに気づく。麺をスープにつけてなお、スープが十分に麺につかないので、レンゲで口に追いスープを注がなければならない。つけ麺の常識を覆すシステムだったが、一口目で気づいたので、これはほぼノーダメージ。肝心のスープはかなり濃厚で芯のある味わいで、飛び道具に頼らないやり方に感心。スープはマジでうまい。二回同じマスでA勝利を取らなければならない艦これのギミックを思わせる追いスープ必須の困惑謎システムと、あとメンマとチャーシューはいまいちなので、総合点としては結局平均なのだが、それが一層スープの濃厚さを際立たせる。「お前は人生において肝心のスープを大事にしているのか?」麺を食べ終わりスープ完飲の段階になってスープが囁いてきた。
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しゃべる@柱島 (shovel@kancolle.social)'s status on Saturday, 27-Nov-2021 21:24:47 JST しゃべる@柱島 - しゃべる :siberiapop: :pleroma: :sabakan: repeated this.
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しゃべる@柱島 (shovel@kancolle.social)'s status on Saturday, 27-Nov-2021 21:24:51 JST しゃべる@柱島 つけ麺屋は、ついつい総合点をあげるためにメンマやチャーシューばかりに力を入れたり、飛び道具でスープの味をごまかしたりすることがよくある。肝心のスープを濃厚にしていくのは辛く険しく難しい道のりだ。だからついつい小手先の技術を磨いて総合点で妥協するのを目指してしまう。人生も同じだ。特に、他ならぬ自分の人生も……。「しかしお前は一番大事なスープから逃げているだけではないのか?」何も言い返せなかった。完飲のち店を出た。銀座の夜風はいつもより身にしみる気がした。 #柱島つけ麺部