過去に一度読んで挫折した「龍樹」(講談社学術文庫)なんだけど、今読み直したら割と理解できるようになってた。
前回読んだときとの最大の違いはカント哲学における分析判断と綜合判断について軽く知ってたのが一番大きい気がする。
不去の説明の中に「現に去りつつあるものは去らない」という意味不明な話がでてくるんだけど、これは「去る」という概念が実在するという考えを否定するという文脈であるために「現に去りつつあるものは去る」を分析判断によって真とすることはできず綜合判断で考える必要があり、そうすると偽となるという話らしい。
まさか龍樹の言っていることを理解するのに西洋哲学が必要になるとは思わなかった。