この問題はおそらく確かにあって、実際のところ「うつ病」的な行動傾向への対処には応用行動分析のアプローチではうまくいかなかった。
言語行動が絡む問題はヒト独特的なところがあって、歴史的にいうと行動分析学における言語がもたらす問題について迫るのにはかなり時間がかかった。シドマンによる刺激等価性の発見から流れが変って関係フレーム理論ができて、最近は行動分析学の立場からもそういうメンタルヘルスにも機能しそうというところにあって、最近行動分析学と関係フレーム理論を学ばなくても使えるように「心理的柔軟性モデル」を確立し、ACT という第三世代の臨床療法が作られた。
これが流行るかどうかは分からないけど、WHO も使ってるんで今後広まるんじゃないかとちょっと思ってる。