発熱外来には連日感染を不安に思う人が押し寄せ、混乱が続く。その数は1月上旬までは1日十数人だったが、31日には252人に急増。うち半数はPCR検査で陽性になるという。
「検査結果や今後の対応を伝えるだけで1人につき10分はかかる。スタッフは感染状況を保健所に伝えるためのパソコン作業も行うため、日付が変わる前に業務を終えられたらいい方だ」(西岡本部長)。スタッフの人繰りや業務量過多も深刻になっている。
医療スタッフの間でも陽性者や濃厚接触者が増え、1日10~20人が欠勤する。コロナ病棟の人手確保が難しくなり、夜間の一般救急の一時停止のほか、緊急性の低い手術の延期も行いながら、綱渡り状態で病棟を回している…