ロシア思想研究者「世界はプーチンの核の脅しを真剣に受け取ったほうがいい」 「必ずしも正気を保てているとは言い切れない」|クーリエ・ジャポン https://courrier.jp/news/archives/282157/
2022.3.16 今回、プーチンは自分の信念のすべてをかき集めて一つにまとめ、誇大妄想に近い彼のロシア史観を劇的に提示しました。西側諸国の狙いは、世界最大の国ロシアを弱体化させ、「隅に追いやり」、分断し、解体することだという見方です。
私はそこに不安を最も強く感じます。プーチンの言葉がどんどん閉じこもったものになっており、彼の内側の論理では一貫していても、複雑な実世界との接点がなくなっているのです。プーチンは20年間、このイデオロギーをずっと語ってきました。それなのに、フランスをはじめとした世界各国の指導者がそれに目をつむって、ウラジーミル・プーチンを支持してきたことには衝撃を受けます…