『ドグラ・マグラ』を読んだよ。とても頭がおかしい小説だけど作者はロジカルに語りを統御しているのが見え隠れしておもしろかったよ。「語り手」と「書き手」と「聞き手」と「読み手」と「君」と「私」(と分類せざるを得ないよなぁ…)の間の距離を自由自在に伸縮させつつもときどき「語り手」を消失させたり「君」と「私」をずらしたりして、この小説を迂闊にも開いた者どもをあの手この手で狂わせようとする偏執的な姿勢にニヤニヤだしゾワゾワだった。当時の推理小説(だか探偵小説だか)がどんな像であったかは知らんけれど、手法はホームズ的であるにも関わらずその切っ先が向くべき犯人はさてどこにいるんだろうね? 正しく推理小説的に犯人は提示されるにも関わらず、小説としての着地点はちっともそこにはない。思い出さなければならなかった「私の記憶」の在り処こそが犯人を指し示すのであれば、真犯人はxxxだ、ってことになるのかなーなどと思いました。小説がおもしろいかつまらないかは個人の自由だけれど、この『ドグラ・マグラ』は、いかようにでもおもしろく読める小説でした。あー、楽しかった。#kindle風呂 『ドグラ・マグラ』
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ゆらのふ (eulanov@m.eula.dev)'s status on Thursday, 05-May-2022 21:19:13 JST
ゆらのふ
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ゆらのふ (eulanov@m.eula.dev)'s status on Thursday, 05-May-2022 21:21:39 JST
ゆらのふ
「犯人は卑弥呼でした」とか「犯人は松尾芭蕉でした」とか「犯人は23世紀から来た未来人でした」っていうアホなミステリは『ドグラ・マグラ』を指向しているのかもしれんけれど、とりあえず夢野久作に謝れと思いました。まる。
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ゆらのふ (eulanov@m.eula.dev)'s status on Thursday, 05-May-2022 21:25:40 JST
ゆらのふ
さて、これであたくしは『ドグラ・マグラ』と『虚無への供物』と『匣の中の失楽』を読みし者となりました。あとは『黒死館殺人事件』を残すのみですわね。そして幸いにも青空文庫の黒死館は社会思想社の現代教養文庫版のはずなので、つまり最強です。…いや、さすがに新青年版を2冊買って解体スキャンをするほどの思い入れはないわよ?
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