「1-1 栄光の奇蹟」を読んだよ。「法水さん、あんた、ちょっと黙っててくんないか?」ってくらい探偵役がうるさい。頭に思い浮かんだことはとにかく口に出す人なのですね。んで、それは語り手も同じで、だから話し言葉も書き言葉も固有名詞の濁流になってる。しかもそこに過剰な説明が乗っかるもんだから、とにかく視覚的にうるさい。こんなに騒がしい小説ってのもなかなか見ないですな。そしてようやく死体が登場したけど、これは言葉を失うくらいにすごい。館もその周りの土地もなにもかもが死に冒されているような描写だったのに、死体は生と聖を極端に顕すさまになっている。なんじゃこのミステリ。むちゃくちゃだ。#kindle風呂 『黒死館殺人事件』