『水平線まで何マイル? -Deep Blue Sky & Pure White Wings-』は、2008年8月29日にABHARより発売された18禁恋愛アドベンチャーゲームである。
2009年4月24日にはファンディスク『すまいるCubic! -水平線まで何マイル? アフター&アナザーストーリーズ-』、2012年12月20日にはアルケミストよりPlayStation Portable版『水平線まで何マイル? -ORIGINAL FLIGHT-』が発売された。
美少女ゲームアワード2008・ニューブランド賞で金賞を、グラフィック賞・プロモーション賞で優秀賞を受賞した。
概要
活動実績の無い部活に所属する主人公やヒロイン達が、生徒会からの解散命令をきっかけに、部の存続を賭けてモーターグライダーコンテストへ出場しようとする物語である。
ABHARブランドの第1作。プロダクトマネージャーの森澤由菜によれば、ブランドカラーを定義する第1作のキーワードとして鳥人間コンテストを挙げ、グライダーやパイロット関係の知人から情報を得られたことから部活でグライダーを飛ばす作品企画となった。また「夏、海、青空を美しく描きたい」「魔法や超能力などに頼らない」という方針から作品の時間軸を近未来とし、電池技術が進んでモーター革命が起き、スカイスポーツが一般的になっている世界観となった。なお本作品の内浜市や内浜学園などの舞台設定は、『失われた未来を求めて』へ引き継がれている。
作中の画面表示は、アドベンチャーゲームで一般的な画面下部にテキストを表示する形式と、画面右半分に表示するビジュアルノベル形式とが併用されている。またテキスト中の赤色の単語をクリックすると、用語解説の「エンサイクロペディア」画面が開く。
ファンディスク『すまいるCubic!』では、本編で声のみの出演だった千鳥水面を新規ヒロインとしたストーリーが追加された。千鳥水面のキャラクター原案は、声を当てた成瀬未亜自身がデザインした。また、他の5人のヒロインのアフターストーリー・本編に『すまいるCubic!』のシナリオを追加するアペンドデータも収録されている。
コンシューマー移植されたPSP版では、『すまいるCubic!』のストーリーの他、新規ヒロイン・香椎真澄のストーリーが追加された。
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