ロシア軍、ウクライナ侵攻当初にキーウの大統領府急襲 退避打診、ゼレンスキー氏固辞 :時事ドットコム https://www.jiji.com/jc/article?k=2022050100193&g=int
2022年05月01日20時33分
【ロンドン時事】ロシア軍は2月のウクライナ侵攻開始直後、ゼレンスキー大統領殺害を狙い、2度にわたって首都キーウ(キエフ)の大統領府急襲を試みた ―。大統領や政権幹部が30日までに米誌タイムに当時の緊迫した様子を証言した。それによると、ゼレンスキー氏は米英両国の軍による首都退避を打診されたが、これを固辞。侵攻開始の翌日には「われわれは全員、国の独立を守るためにここにいる」と宣言する動画を世界に発信した。
侵攻が始まった2月24日未明、ゼレンスキー氏は妻や2人の子供と共に大統領府にいた。同氏は寝ていた子供を起こし、避難の準備をさせた。周囲では爆音が鳴り響いていた。「ロシアの襲撃チームが落下傘で首都に侵入し、大統領と家族の殺害か拘束を狙っている」。軍がそう伝えてきた。
通りでウクライナ兵がロシア部隊と戦闘を繰り広げる中、大統領府では警察のバリケードのほか、ベニヤ板など有り合わせのもので出入り口を封鎖…