ロシアのプロパガンダ、誰が拡散? SNS分析でみえた情報戦の姿 |毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20220504/k00/00m/030/248000c
2022/5/5 11:00(最終更新 5/5 12:17)
「ウクライナには米国主導の生物兵器研究所がある」。数年前からSNSなどで繰り返し流れ、「ばかげている」「陰謀論」と米欧諸国が明確に否定してきた誤情報だ。だが、ロシアのウクライナ侵攻前後の1週間で、ツイッターのユーザーが同趣旨の投稿を目にしたのは日本語圏だけでも900万回にも上るという。侵攻を正当化するロシアの主張に沿った情報に共鳴し、拡散しているのは一体誰なのか――。【金森崇之、八田浩輔】 陰謀論、反ワクチンの影
ロシアの侵攻が始まった2月下旬、仙台市のインターネットセキュリティー会社Sola.com(ソラコム)の情報分析担当者が目を止めたのは、「ウクライナには米国主導の生物兵器研究所がある」とのSNSの投稿だった。分析すると、フォロワー数が1万人を超える影響力が大きい20近いアカウント(発信者)が拡散のハブとなっていたことが判明した…