激戦地ヘルソンを取材する現地記者が明かす「占領地の本当の惨劇」|FRIDAYデジタル https://friday.kodansha.co.jp/article/242774
2022年05月09日
ウクライナ南部ヘルソン――。
ロシア軍が今年2月24日の侵攻直後から猛攻を加え、制圧を宣言した街だ。5月6日にはプーチン大統領の側近アンドレイ・トゥルチャク上院第1副議長が同市を訪れ、「ロシアは永遠にとどまる」と発表。食料や医薬品などを人道的に供給し、地元の人々から支持を得ているとした。だが真実は違うようだ。
「ヘルソンではロシアの国旗が掲げられた場所もあります。しかし(ロシアの傀儡政権となる)『ヘルソン人民共和国』建国のために、住民投票が準備されているようには見えません。ロシア軍は、歓迎されていないんです」
こう語るのはヘルソン在住の国際ジャーナリスト連盟会員、コンスタンティン・リジェンコ氏だ。リジェンコ氏はロシア軍の市民への攻撃をSNSなどで、たびたび世界へ向け発信。音信不通となるたびに、「誘拐されたのでは」という記事が出るほど国内外で有名な記者だ…