メートル法化(メートルほうか、metrication, metrification)とは、使用する計量単位をメートル法に基づくものに転換することである。
世界中で、独自の伝統的な単位系からメートル法に転換するための長いプロセスがあった。メートル法化の流れは1790年代のフランスに始まり、それから2世紀の間に世界中に広がったが、全ての国で完全にメートル法が採用されたわけではなかった。
概要
2006年現在、主としてメートル法を使用していない国はアメリカ合衆国・ミャンマー・リベリアの3か国である。イギリスでは、取引のための公式な度量衡はメートル法になっているが、ヤード・ポンド法の単位(帝国単位)も公式の単位として残されている。例えば、マイル、ヤード、フィートは、道路標識に記載される公式の単位である。この他にも、帝国単位の使用は広範囲に及んでいる。英パイント(メートル法の単位によって定義される)は、リターナブル瓶入りの牛乳や、パブのドラフトビールやシードルの容量の単位として使用が許容されている。食品の包装や商店での価格表示において、メートル法の単位が併記されていれば帝国単位を使用することは合法である。
いくつかの情報源によれば、リベリアはすでにメートル法を使用しており、ミャンマーは国としてメートル法を採用する準備をしていると2013年に発表した。ミャンマーとリベリアは、実質的にはメートル法の国であり、メートル法の単位を使用して国際的に取引する。ミャンマーを訪問したメートル法化の支持者は、国内においても多くの物のためにメートル法の単位が使われており、例外は英ガロンで目盛りが設定された古い石油ポンプくらいだと述べた。2011年5月にリットルで燃料を売ることに切り替えたシエラレオネなど、他の国も国際貿易と標準化を通じてメートル法の計量を採用している。アメリカ合衆国は、1866年に通商と訴訟のためにメートル法の受容を公式に命令したが、それまでの慣用単位(ヤード・ポンド法)を置き換えることはしなかった。イギリスは1897年にそれに従ったが、1995年までほとんどの目的においてメートル法の単位の使用を強制しなかった。
1971年、アメリカ標準局は、世界的にメートル法の使用が増大することによるアメリカ合衆国への影響についての3年間の研究を完了した。その研究は、"A Metric America: A Decision Whose Time Has Come"(メートル法化するアメリカ…