何年かに一度、ふわっと何かが抜け落ちていく感じがあって、色んなものを変えたくなる。部屋の配置だったり、髪型だったり。色んなことが連鎖して変化していくときもあるし、ふとこれだけ変えたいという時もある。
今年の6月になんだか皮膚が一枚すっと剥けた感じがあって、その時自分は新宿伊勢丹の1階、香水売り場にいた。そうだ、香水。ずっと使っていたディプティックのサンジェルマンとフィロシコス。この2本をそろそろ変えたいと思っていたんだっけ。と思って綺麗な瓶を眺めていたら、雑誌でよく見るブランドがあってそこに吸い寄せられた。お店の人のおすすめ通りに何本か嗅いで行く。全部いい香りだった。「どういうものをお探しですか」と聞かれたので「友達と、夜お茶するときにつけるような香りが欲しいです」と言った。「どのような関係性の」と聞かれたので「大事に思っているけれど、頻繁には会わない」「コーヒーではなくお茶を飲むような」と答えると、少し考えた後に黒に赤のフォントのシンプルなラベルの瓶を持ってきた。「変化が多い、繊細な香りで」シュッと香りをつけてくれる。最初に鼻の下に持って行った時と二度目ではもう香りが変わっていた。
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カンミ (pantabekanmi@mstdn.jp)'s status on Saturday, 12-Nov-2022 16:13:03 JST カンミ - moriteppei repeated this.
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カンミ (pantabekanmi@mstdn.jp)'s status on Saturday, 12-Nov-2022 16:13:13 JST カンミ 「これ買います」と言ってすぐ買った。女性の名前がつけられた、でもメンズ売り場でよく売れているという香水が仲間に加わった。香水以外は何も変わってないのに、これをつけると少しシャッキリ、歩幅が大きくなる。あと何回こういう変化に出会うのかな。