人から褒められることにとても執着があり、少し困っている。特に褒められたいのは容姿。「かわいいね」「目が大きい」「唇の形がきれい」本当にすっと言われていたい。少し前の『現代思想』で「ルッキズムはしていいとされる最後の差別」という旨の言葉を読んで深くうなずいたのに、でも自分は褒めて欲しい。いい年の大人がこんなに誉め言葉を欲するのはどうなんだ、という気持ちもあり、そんなことをここで書くのもとても恥ずかしい。
小学校の時、母親とスーパーに行った。そこで会った母の昔の知り合いが「背が高いわね、モデルさんみたい」と私を見ていった。母はそれに「いやいや、顔が悪いから」と言った。そのことをずっと覚えている。別にモデルになりたかったわけでも何でもなく、謙遜だということも、実際自分がとりたてて美人でもないことも分かっている。でもその時の母親の言葉は今も自分の心に深く深く刺さったまま。ずっと傷ついている。
きっと自分は子供の時、容姿のことで人よりたくさん傷ついてきたのかもな、と思うと今のこの執着も少し納得がいく。昔の傷つきを癒す作業中なのだ。加齢により顔が変わってきた。色々このまま変わればいいのに。
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カンミ (pantabekanmi@mstdn.jp)'s status on Thursday, 17-Nov-2022 10:15:23 JST カンミ