ボカロの革命(=ボカロの登場によって発生したもの)はやっぱり歌まで打ち込みでできるようになったことだと思う。しかもその革命はあまりリアルじゃない(V2あたりまでは特に)ギリギリ聞き取れるかどうかくらいの時代の方がリアルに感じられる。
ミクが登場した頃のボカロは不気味の谷の手前の変な音だと思うし、上の世代になるほど気持ち悪いと感じる人が多いのもとてもわかる。でも僕はそれが面白いと思ったんですよね。
技術が進化して SynthetizerV とかCeVIO AIみたいに違和感が薄れていくと、受容も増えるかもしれないけど新しい音ではなくなっていく。YMO時代のシンセブラスはかっこよかったのに今のシンセブラスは本物と聞き分けがつかなくて空気になってるけど、それと同じになっていく。