大学のとき、じゅんちゃんという女の人がいて、私は彼女をすごく尊敬していた。すごいなあと思ったのは、学食で一人でお蕎麦をすすっているのを見た時。寂しくて友達とすぐ忘れる会話をしている自分には、彼女はとてもカッコよく見えて好きだった。大学3年の時、教授に連れられて何人かで飲みに行った。やった、じゅんちゃんの隣だ。飲んでいるとき、床に置いていた私の指が誰かに撫でられた。びっくりして隣を見ると、いつもと同じ白い顔で「酔うと、人恋しくならない?」と言って私を見たので、どうしたらいいか分からず目をそらした。じゅんちゃん、私ようやく決心がついたよ。