極端な例だけど、AさんとBさんが同期で共に優秀なプログラマで、若干得意分野に偏りがあるとして、誰もマネジメントせずに大量の仕事を与えると、お互い横を見ずにただ並行に作業をするだけの場合がある
そこに、技術にあまり明るくないし、一人では物を決められないけど、その振る舞いや論理的な根拠から、AさんとBさんの意見が異なった時にどちらが正しいか分かる知恵のあるXさんが居ると、Xさんが存在するだけでAさんとBさんのお互い足りない分を補わせたり、状況を共有するための会話が生じたりする
このXさんの効果はよく観察しないと分からないし、しばらくは単なる無駄話マシーンと思われがちだけど、よく観察しているとポイントポイントで「今はAさんの知らない事をBさんに合わせた(=チームに貢献した)」「今はBさんの知らない事をAさんに合わせた(=チームに貢献した)」という事がわかる
単に技術がある人と無い人を比べると、そりゃあ余程でなければ技術がある方が良いけど、技術が無いが故に得やすい知恵もあって、それを得た人は高いPM機能を有する
とおもう