Conversation

差別や不当な扱いについて、それそのものが問題ではあるけど、それ以前にまず人権という点において平等で公平な権利を持ち合わせている。ということが前提で話をしなくてはならない。
一方、自分が弱者であることを先に立ててしまうと、権利が侵害されていることについてではなくて、弱者であるからこそ優先されるべきだ。という考え方になってしまう。
自分が弱者であるという強みに手を出してしまうと、周囲の人たちは常に同じ状態になるように要求されているような気がしてしまう。
本来はそこにあるバリアを解くために使われるはずの人権というものが、バリアを公然と築いていくように見せかけてしまう。それは結果的に差別を助長することになってしまう。
だからこそ、相互理解というものが必要であるし、そのために必要な言葉を惜しんではいけないと思う。それでも言語で相手に伝えられる言葉には限界が必ずある。それでも諦めない姿勢を持つことが重要。いつか伝えられる言葉を見つけられると信じないことには未来がない。