メイの体内に注入されたバグがゴボッと音を立てて、体を浸潤していく。
「最後の手段だ」とその男は言った。
「メイは助かるのでしょうか……?」
不安そうに、父親の手を握り母親が訪ねるが、男は厳しい目でメイを見つめながら嬉しくもない一言を
「解らない。ただ、望みはある」
しかし、何が起きても良い様にと、四肢を縛り上げられ、さらに、皮膚がまるで泡立つ様に、蠢く様は見るに堪えない。
「う。うううぁ……あああああっ」
大きく体を跳ね上げ、そして両目を大きく見開く。
革製のベルトでくくられたベッドがきしむ。
何かに恐怖を抱いて見つめるその姿に両親は息を呑んだ。
「ここからが本番だ。申し訳ないが……」
そう言って。口の中に丸めた布を押し込む。
「舌を噛まないように。万一の措置を」
ガタン、ガタンと音を立ててベッドが揺れる。
うなり声を上げるメイから視線を外し、母親は父親の胸に顔を埋めた。
そんな母親の背中を優しく叩くと、父親は気丈にもメイから目を背けずにその一部始終を見守っていた(続
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さく@日曜西B-18a (sac0277@pawoo.net@pawoo.net)'s status on Sunday, 23-Sep-2018 00:29:23 JST さく@日曜西B-18a - 瑠璃ららこ????ガチャ禁 repeated this.