創作のオリジナリティに関しては、該当ジャンルと作家の素質に左右されるので即断するのは危険。たとえば、音楽のコード進行に関しては、ほぼ組み合わせは出尽くしたとされているので、オリジナリティで勝負するのは難しい可能性が高い。また、コラージュ系の作家は、どんなに作品を吸収しても独自性を出せないので、オリジナリティに固執するよりも、アレンジメントや組み合わせの妙を狙っていった方が良い場合が多い。ただ、このタイプはすぐに「日の本に新しき物なし」という寝言を言い出すので黙らせるのが面倒。
そして、どのジャンルでもそうだが、独自性を案出できるのは独自の論理を構築できるタイプに限られる。理論の正しさを検証するために、多数の作品を観ていた方が良いのは間違いないが、数よりも論理構築能力の方が大事で、理屈が苦手な人には向いていない。
また、これを裏返すと「理屈が構築されきっている」ジャンルで新しいこと、独自性のある事をするのは難しいという話になって、最初の話に戻る。
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ゆうき (minougun@pawoo.net)'s status on Monday, 24-Sep-2018 00:49:08 JST ゆうき - 史緒 repeated this.