生体内の反応はすべて連鎖的で、しかも、ほぼ全てが平衡反応です。簡単に行ってしまえば、A→Bという反応ではなく、どちらかが足りない時にAとBどちらかが増えるというタイプの反応です。薬はそういう複雑な反応系の中で一部分に特化して物の量を増やすので、副作用が起こりやすいのは当然なんですよね。言ってしまえば食品だって大量に摂取すれば毒ですし。メラトニンのように副作用がほとんどない物は珍しい。ただ、A↔BのBを増やしてもなんの変化もなく、矢印部分の変換器に作用する薬は効果があるということは、サーカディアンリズム由来で睡眠障害を持っている人の多くは変換器の方に問題があるということなんだろうと思います。これ以上は専門家に任せる領域なので失礼します。