内容的に「ラヂオの時間」と比べながら観た(三谷映画を持ち出すならもっと似ている作品があると聞くけど、そちらは未鑑賞)。「カメラ…」は謎をどんどん解き明かしていく構図だから、前半のフラストレーションが解消されるスッキリ感が高い。それとチープなゾンビ映画という題材のおかげでゲラゲラ笑える。友達と観るならこっち。三谷幸喜はそれよりも登場人物ひとりひとりに温かい視線を投げかけることに重きを置いていた印象だけど、まあ、役者の豪華さとか、尺の長さとか、いろいろ前提も違うしね。「カメラを止めるな」は脚本ひとつでここまで面白いものを作ってみせたという泥臭さを感じられるのが、映画の内容と相まって、好感持てるよね。前評判を知らずにミニシアターでこんなのに出くわしたら衝撃を受けただろうなと思う。
面白かったので、さらに注文をつけるんだけど、もっと演出にこだわって、印象に残るキレっキレのカットや言い回しがあれば、カルト的な作品になったんじゃないかな。そういうカッコよさがあったのは、監督がカメラ目線で「カメラは止めない!」って叫ぶシーンくらい。あとあのTシャツ。あれほしい。
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定期券買うももんがちゃん (momongachan@mstdn.jp)'s status on Friday, 02-Nov-2018 22:25:56 JST
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