最終更新日:Sep 16, 2019 | すべてのドキュメントを読む 注意: このページが翻訳された後、英語バージョンのページがアップデートされています。 (Jan 21, 2020) 英語で表示する Let’s Encrypt をテストする際には、本番環境を使う前に、私たちが用意したステージング環境を使うことを強くおすすめします。ステージング環境を利用すると、信頼された証明書を発行直後に利用でき、本番環境のレート制限を破ってしまう可能性を減らすことができます。
Let’s Encrypt の ACME v2 staging environment の URL は、次のとおりです。
https://acme-staging-v02.api.letsencrypt.org/directory
Certbot を使用している場合、--dry-run フラグを設定するだけでステージング環境を利用できます。その他の ACME クライアントを利用している場合は、そのクライアントの設定方法を参照して Let’s Encrypt のステージング環境でテストを行ってください。ただし、v2 staging environment には v2 互換の ACME クライアントが必要です。
レート制限 ステージング環境でも、本番環境のレート制限の説明に書かれているのと同様のレート制限が適用されますが、次のような例外が設けられています。
登録ドメインごとの証明書は、1週間ごとに 30,000 個までです。 重複する証明書は、1週間ごとに 30,000 個までです。 検証の失敗は、1時間ごとに 60 個までです。 IP アドレスごとのアカウント数は、1つの IP につき、3時間ごとに 50 アカウントまでです。 ACME v2 では、New Orders は、1アカウントにつき、3時間ごとに 1,500 new orders までです。 ルート証明書 ステージング環境の中間証明書 (“Fake LE Intermediate X1”) は、ブラウザやクライアントの trust store には存在しないルート証明書を使って発行されます。テスト専用のクライアントをステージング環境を信頼するようにテスト目的で設定したいときは、“Fake LE Root X1” を追加します。重要な注意: ステージング専用のルート証明書や中間証明書を日常的に使用する trust store には追加してはいけません。ステージング用の証明書は、監査されておらず、本番用のルート証明書と同じ基準を満たしていないため、テスト以外のどんな目的で使用するのも危険です。