君の名はのどこに泣くシーンがあるのか、15歳のあなたに尋ねたいわ。いや、演出が物凄く面白い楽しい映画だったわよ。でも泣く映画だったっけ??よく覚えてないし、天気の子と記憶が混ざっちゃってるけど。いやでも当時、高校生観にきてたわよ。
「あの子ら、これ観て『恋愛っていいね』とか思ったりすんのかしら。気味悪いね」ってパートナーと話しした記憶ある。
面白半分でアニメ観るならいいけど、人間ドラマをアニメから学ぼうとするのは絶対やめたほうがいいと思うわ。絶対失敗するわよ。
なんつーか、アニメって、どうでもいいことを凄く大袈裟に表現して、凄く大切なことを省略するの。だから面白いし発見があるんだけど。でもアニメではどうでもいいことはたくさん見つかるけど、大切なものは、これっぽっちも見つからないの。宮崎駿でもなんでもそう。ウチのパートナーはとなりのトトロ大好きだけど、昆虫怖くて触れないし、自然の仕組みの理解度はゼロだから。でも宮崎駿の描く自然に感動するの。「生きろ」とか。別にアホでもいいけど、学ぶことはできないよ。 https://pawoo.net/media/E3mHPihVcOBoNNicR-A
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ミッキー・ハット(宗教団体真メグデス) (mickeyhat@pawoo.net)'s status on Tuesday, 04-Oct-2022 06:57:47 JST ミッキー・ハット(宗教団体真メグデス) -
ミッキー・ハット(宗教団体真メグデス) (mickeyhat@pawoo.net)'s status on Tuesday, 04-Oct-2022 21:22:20 JST ミッキー・ハット(宗教団体真メグデス) @sasabune
マジで!?冗談抜きで?
煽りじゃなくて、どのあたりが刺さったのか、感覚を知りたいわね。面白かったのよ。天気の子より君の名はのほうが面白かった。でも、私の感覚だと「突拍子無さが面白いな」って感覚だった。
勿論、恋愛ドラマとして作ってるんだけど、見せたいのは恋愛がどうこうつーより、演出や設定のの「大げささ」なのかなと感じた。 -
くーろん (sasabune@mstdn.jp)'s status on Tuesday, 04-Oct-2022 21:22:21 JST くーろん @mickeyhat 童貞45才のおっさんですが泣きましたよ。
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くーろん (sasabune@mstdn.jp)'s status on Tuesday, 04-Oct-2022 23:47:10 JST くーろん @mickeyhat 細かいストーリーとか自分もボヤけてるんですけど、冒頭主人公らが起きて「ずっと何かを探してた」みたいなモノローグがあったと思うんですけど
そこで「確かに喪失した(寝起きに泣いてしまうような)かけがえのない何か」っていうのがドンッと提示されて、もうそこで涙腺刺激されて
後はそれをストーリーで丁寧に展開していって
ラストで通常は多くの人がもう取り戻せないだろうもの(ヒロインに対する滝君、滝君に対するヒロイン、映画見てる人にとっての確かになくしたかけがえのない何か)が巡り合う、という劇的邂逅感
客観的に見るとアンタラ良かったね~と思うし、自分を振り返ると映画のようには大事なものはもう返ってこないんだ、、、という切なさが混ざり合って涙腺が崩壊、ですね。
過去を割り切れない人間程刺さる部分があるのかも、そんな感じっス。
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ミッキー・ハット(宗教団体真メグデス) (mickeyhat@pawoo.net)'s status on Tuesday, 04-Oct-2022 23:47:10 JST ミッキー・ハット(宗教団体真メグデス) @sasabune
なるほどなあ。真摯な回答ね。
じゃあ、あの作品はエンタメじゃなくて、きちんとした「感動がある」ってことね。
作品の品質どうこうじゃなくて、受け手側の人生観によって、見え方が違ってるかもしれないわね。
私、全くストーリー覚えられないから、あくまであなたの言葉を頼りに、分析しなおすことになるけど。まず、私には「喪失したかけがえのない何か」というのは、ない。
勿論、かなわなかった夢もたくさんあるし、大きな失恋もしたし、今の自分のふがいなさに怒りを覚えたりすることもあるわよ。
でも、私は「何かを持っていて、それを失った」わけじゃない。そもそも、何も持ってなかった。
「私は何か持ってる」というのは「若い日の愚かな錯覚」でしかない。ゼロだった。
ゼロから、ここまで来ました。ただそれだけなのよね。だから「喪失感」は、私にはない。
私はまだ、何も喪失してない。これから喪失するかもしれないけど。現時点では、趣味も、夢もあるし、野心もあるし、家族もある。可能性もあると思ってる。かつ、私は君の名をパートナーと一緒に観てるのよ。だから、条件がだいぶあなたと違うわよね。
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ミッキー・ハット(宗教団体真メグデス) (mickeyhat@pawoo.net)'s status on Tuesday, 04-Oct-2022 23:53:20 JST ミッキー・ハット(宗教団体真メグデス) 「過去を割り切れない人間程刺さる部分があるのかも」
ここも、面白い感じする。私は今の年齢においては、「わりきれない過去」なんてないわ。
確かに、若い時はなんかもやもやしてたような気もするけど、今の私は、過去に戻って何かをやりなおしたいとか、そういうのはない。
謝罪したいつーのはあるかもしれないけどね。
盗んだ財布の金を全部使っちゃったとかね。
むしろ、思い出したくないわ。なんであんなことやっちゃったんだろうっていう。
今でも、ずーっとひっかかってる。でも、恋愛については、そういうこと全くないな。
付き合った、別れたしかなくて。やりなおしたって、同じ結果にしかならないわよ。付き合うとかわかれる、あるいは「そもそも告白しない」って、何か瞬間的な判断できまるわけじゃなくて。それまでの蓄積で決定されるからさ。
あるタイミングまで戻って、右じゃなくて左に行ったら違う人生になってたとか。
そういう感覚が、私にはない。ゲームとかアニメとしては面白いけど、リアルの人生で、そういうことはないと思う。
タイムトラベルはゲームとしてはありだけど、リアルではないのよ。 -
ミッキー・ハット(宗教団体真メグデス) (mickeyhat@pawoo.net)'s status on Tuesday, 04-Oct-2022 23:58:36 JST ミッキー・ハット(宗教団体真メグデス) で、君の名に戻すと。
私の視点から見ると、あれは「恋愛というものが、こんなふうだったら、凄く面白いよね」という、サイエンス・フィクションなのよね。
実際の恋愛とはかけ離れてるけど、もし、実際の恋愛が、こんなふうにぐにょぐにょ夢のように展開したら面白いよねっていう。それに対して、私は「確かに面白いね」って同意をした。
「この演出は凄い。この演出は凄い才能だ」と思った。でも、それを自分の人生と結びつけることはできなかったな。
画家の絵とか写真でも、2パターンあるじゃん。
その画家の才能に圧倒されるパターンと。
その一枚の絵や風景に、自分の人生が重なって、涙が出るような。私から見ると、新海誠の作品は、ダリの絵みたいな。奇想天外で奇天烈だなって印象なのよ。
普通の恋愛の話を、大胆にこねくりまわして、ぐちゃぐちゃに大げさにしたって感じ。でも、受け手が変わると、それはぐちょぐちょにしてるわけじゃなくて、ちゃんと意味をもって加工してるんじゃないかってことよね?
私には、それは見えてなかったわ。
「それは凄いアイディアだ!」って感じでしか観てなかった。以上 -
くーろん (sasabune@mstdn.jp)'s status on Wednesday, 05-Oct-2022 18:23:01 JST くーろん @mickeyhat そもそも何も、何も持ってなかった。
あー、なんか深く刺さる、この一文でも僕は泣けますよ。
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ミッキー・ハット(宗教団体真メグデス) (mickeyhat@pawoo.net)'s status on Wednesday, 05-Oct-2022 18:23:01 JST ミッキー・ハット(宗教団体真メグデス) @sasabune
あはは。「何も持ってなかった」ってことに向き合うのは勇気いるよね。子供向けのマンガとかゲームって「何か持ってる」が前提で登場してくるからさ。でも漫画家とかゲームデザイナーでデビューするやつって天才中の天才だからさ。何も持ってないヤツの気持ちなんて絶対にわかんないわよ。だから、歳とってくると、彼らの考え方に感心することはあっても、共感することは少なくなってくるかもね🌞 -
ミッキー・ハット(宗教団体真メグデス) (mickeyhat@pawoo.net)'s status on Wednesday, 05-Oct-2022 21:20:49 JST ミッキー・ハット(宗教団体真メグデス) @sasabune
そうよ、そうよ!!ホントにそう!
アニメが悪いってわけじゃなくて、大人と子供だと感受性が違うじゃん。子供は前に進まなきゃいけない。だから「自分にはなにかあるはずだ」って、それを信じて前に進むわけよね。勘違いだけど。
でも、その勘違いがないと、怖くて前に進めないのよ。
実際、前に進まなかった人間が、マストドンにはめちゃくちゃいるわよ。それは賢いわけじゃなくて、むしろ、愚かよね。次に、前に進んで、オッサンやババアになると「何も持ってなかった」ことに気づく。
でも、「何も持ってないのに、こうして今、やれてるじゃないか」っていう、別の気づきがあるわけよね。
自分が頑張ったかもしれないし、まわりが支えてくれたかもしれない。
これは、前に進んだからこそ、気づけた新しい領域なのよ。
前に進まなかったヤツは、オッサンやババアになっても、ずーっと自分には「何かある、あった、喪失した」っていう錯覚から抜け出せない。でも、前に進んだオッサンとババアは、ここまでこれた感謝の気持ちを、社会なり会社なり家族に返そうとしたりさ。
それが理想的な、綺麗な成長よね。 -
くーろん (sasabune@mstdn.jp)'s status on Wednesday, 05-Oct-2022 21:20:50 JST くーろん @mickeyhat 特に才がなかったという落胆交じりの気づきだけではなく、元々は裸一つで産まれただけじゃないか
今は今で喜ばしいものがあるだろう?という一種のエールとも取れるものがあるっス。
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ミッキー・ハット(宗教団体真メグデス) (mickeyhat@pawoo.net)'s status on Wednesday, 05-Oct-2022 21:26:37 JST ミッキー・ハット(宗教団体真メグデス) @sasabune
結構さ、ブレイキングダウンの瓜田とか、そんな感じあると思うわ。瓜田の場合、もっと早い段階で「自分には何もない」っていう恐怖と戦ってたような感じするけどさ。
それで空回りし続けて。それが今「でも、何もなくても、ここまで来たじゃん。ありがとう」っていう、ちょっと上の領域に来た感じするわ。べつに彼、マイクタイソンのようなスゴイ格闘技術があるわけでも、芥川賞とるような文才があるわけでもない。
でもさ、なんか、今になってみると「瓜田強いよね、文章もセンスあるよね」って、何もないのに、ちょっと褒めてもらえる立場つーか。そこが面白いと思うのよ。才能がどうこうじゃなくて、何か人間の結びつきで、生きる意味が付与されるつーかさ。
瓜田はたまたま、YOUTUBEという目立つ媒体で、そういう価値を示したけど。もっと目立たない場所で、でも、他者との結びつきから、自分の価値をようやく見つけた人はたくさんいると思うわよ。ババアになって、そういう価値観で生きはじめると「喪失感、退廃性」では感動しなくなるかもしれない。
むしろ「なんで気づかないの?」って説教くさくなる😆
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