ロシア軍は病院や住宅地でも構わず空爆し、無差別攻撃を強めている。占拠したチェルノブイリとザポロジエの2つの原発施設から、IAEAへのデータ送信が停止していることも恐ろしい。チェルノブイリでは電力喪失が起きた。隣国ベラルーシからの供給で電力が復旧したとはいえ、プーチンは欧州に核汚染が広がってもお構いなしにまで狂ってしまっているのか。
ここへきてロシアは、米国がウクライナで生物・化学兵器を開発中だと宣伝し始めた。侵攻を正当化するための口実づくりと受け止められているが、「米国に攻撃された」として生物・科学兵器を使う“偽旗作戦”への警戒感も広がり、まさに何でもありになりつつある。
ロシア軍に3方向から囲まれているキエフへの攻撃は「24~96時間以内」と米戦争研究所が8日の報告書で予測した。おそらく、ここ2、3日で現実となる悲劇は歴史の転換点となるだろう…